得牛(十牛図その四)

得牛(伝周文・筆、相国寺・蔵)

第4段階 得牛(とくぎゅう) 考えに惑わされずに事実を受け入れられる

自分の思いや考えは「自我意識」の産物であり、これを事実と混同していたことに気が付いて、事実を事実のままに受け入れることができるようになった。「自我」の働きを「自我」によって無理やり抑え、何とか「無我」の境地を体得した状態であるが(見性)、油断するとすぐに後戻りしてしまう。

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