リヤカーの改造

有害鳥獣駆除を始めるにあたり一つだけ問題があった。それは、イノシシなどの大物がかかった場合、それをどうやって家まで持ち帰るかだ。C師匠をはじめ、このあたりで農業や漁業、店舗をやっている人はみな軽トラを持っているが、うちにはセダンタイプの自家用車しかないのだ。まさか、止め刺しした血だらけ泥だらけのイノシシを助手席やトランクに乗せて持ち帰るわけにもいくまい。

いつかはトヨタの新型ハイラックスのようなピックアップトラックを買いたいが、それまでの間、リヤカーでけん引することを考えた。さっそくホームセンターでリヤカーを購入。しかし、もちろん人が引くことを前提にできているので、これを自家用車の後ろに連結するための加工が必要となる。そこで、同じく菩提寺の檀家で自動車板金修理をやっていたIに相談してみた。余っていた鉄を器用に使って、カラビナで連結できるように溶接してくれた。これで当面、軽トラを借りたりしなくて済みそうだ。

最初から最後まですべての工程を自分一人でできるようにする。それが重要だ。

もっとも、エサの米ぬかをハコ罠(檻)まで運んだり、止め刺した有害獣やその廃棄物を町営の清掃センターまで運んだりするのに、今はセダンのトランクを使っているが、車内が汚れるし臭いもこもるので、オープンデッキの車があるにこしたことはない。

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