トレイルカメラ

監視中

魚がいないところで釣りをしていても魚は釣れない。当たり前のことだが、問題は獲物がいる場所といない場所をどうやって見分けるか、である。海の中はソナー(魚群探知機)を使えばよいが、陸(おか)ではどうか。ベテランハンターなら、足跡や糞、食痕などのフィールドサインから読み取れ、というだろう。では、足跡の見分けもつかない新米ハンターはどうすればよいか。心強い味方はトレイルカメラだ。1台数千円から数万円まで多様だが、基本的機能にはそれほど違いはない。動くものを赤外線センサーで感知して自動的に撮影を開始し、昼間はカラー、夜間は白黒で、驚くほど鮮明な映像が撮れる。電源は単3乾電池8本、記録媒体はSDカードが主流である。高額機種には映像をスマホに送信する機能が付いたものもあるが、野外で使用するのだから、防塵防水機能(IP値)が高いものを第一に選ぶべきであろう。IP66かIP67なら問題ない。必ずしも高額の機種がIP値も高いとは限らないので、注意が必要だ。高機能でも壊れてしまっては元も子もない。

さて、自宅から50m下の山中に設置し、数日撮影してみたが、キョン、アライグマ、アナグマ、タヌキ、ノウサギ、ヤマドリ、コジュケイ、スズメが多数撮影できた。まるで鳥獣交差点のようだ。想像よりはるかに多種多様の鳥獣がいるが、罠にかかる確率は想像より低いことがわかった。トレイルカメラ、おそるべし!さらに有効活用を考えたい。

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猟場(その1)