ワイヤー断裂

今朝、その場所は根付け木を中心にしてクレーターのようになっていた。逃げた魚は大きいというが、落ちていた糞の直径５センチから推測して、８０キロ以上の大物イノシシであったことは間違いない。もちろんヨリ戻しを装着しているが、ここまで暴れられてワイヤーが団子状に絡まると、ヨリを戻す機能を発揮できない。その結果、ごらんのように４ミリワイヤーもバラけてしまい、たちまち切れやすい一本一本になってしまうのだ。

ワイヤーを切られて逃げられたのは初めてだ。目の前で切られることを思うとゾッとする。間違いなく突っ込んでくるからだ。もう少し早く発見できればよかったのか、それとも逃げた後でよかったのか。