忘牛存人(十牛図その七)

忘牛存人(伝周文・筆、相国寺・蔵)

第7段階 忘牛存人(ぼうぎゅうそんじん) 無我であることを悟った自分がいる

もともと私というものなど存在しておらず、この身も私のものではなく、宇宙の法則(諸法)に従うのみであることを体得した。もはや「無我」の境地にあることを意識することもなく、真理に目覚めた状態である。それでも、真理に目覚めた自分は居る。

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