猟銃等初心者講習会

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この日、最寄りの警察署の生活安全課を通じて申し込んでいた、公安委員会主催の銃猟等初心者講習会が千葉市内で開かれた。銃を所持するための第一歩だ。ここで一日中、銃刀法や火薬類取締法、銃の使用・保管等の取扱いについての講義を受け、最後に知識考査を受ける。正誤二択の50問中45問以上の正解で合格すれば「講習修了証明書」をもらうことができ、空気銃の所持許可申請ができるようになるのだ(ちなみに、散弾銃の場合は所持許可申請の前に射撃教習を受けて合格認定をもらうというワンステップが必要となる)。

もともと狩猟に興味を持っていたのは、銃で鳥を獲りたいと思っていたからだ。10年ほど前、私の故郷である岡山の県北を舞台にした狩猟漫画「山賊ダイアリー」が連載され、若い主人公がシャープ製の「エースハンター」という空気銃を手にして鳥獣を狙撃していく姿にサバイバルの本質を見た気がした。誤射事故や暴発事故のニュースを聞くにつけ、散弾銃を手にしようとは思わないが、空気銃なら比較的安全で、実包管理の手間もなく、射撃教習も必要ないので警察での手続きも簡単なのが利点である。

知識考査の一例をあげると、
*銃を携帯運搬するときは実包装填中に限り銃の容器か被覆が必要になる(×)→実包装填してなくても常に必要となる
*引き金に遊びがあると暴発を起こしやすいので遊びがあってはならない(×)→引き金に遊びがないと暴発を起こしやすくなる
*ガンロッカーの鍵を他人に預けたら銃を自ら保管しているとはいえない(〇)
*銃を分解して銃身だけになれば弾は出ないので銃口を人に向けてもよい(×)→銃身だけであっても銃口を人に向けてはいけない
*銃を紛失したり盗難された場合は自分だけで可能な限り探す必要がある(×)→直ちに警察に届け出る必要がある
*車のトランク内は施錠すれば銃の保管設備にあたるので予備銃を置ける(×)→車のトランクは保管設備にはあたらない

かなりやさしい問題ばかりで、結果は合格。不合格は50人中2人ほど。講習修了証明書をもらって帰途についた。次は銃所持許可申請だ。

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