銃所持許可申請と身辺調査

イメージ

先日、銃砲店で作成してもらった譲渡証明書をはじめとする空気銃の所持許可申請書類をたずさえ、地元警察署の生活安全課を訪ね、空気銃の所持許可を申請したい旨を窓口で告げる。手数料10,500円を支払うと、担当の警察官がひととおり申請書類に目を通した後、さっそく聞き取り調査をしたいという。そこは取調室で、事情聴取のような形で始まった。
銃所持の動機は何ですか、目的は狩猟ですか、免許は取りましたか、お酒は飲みますか、何をどのくらい飲みますか、ビールは何ミリ缶ですか、資産は、年収は、借金は、前科はありますか、DVで訴えられたことは、家族に病気の人は、などなど。
1時間近く聴取された後ようやく終了したが、そもそも取調室というのは犯罪容疑者用なので、あまり気分のいいところではない。まあ、犯罪被害者側の代理人弁護士として刑事告訴の相談に行っても取調室に入れられるので(応接室がないため)、仕方のない話ではあるが。

よく噂では聞いていたが、後日、身辺調査を行い、ガンロッカーの設置状況を確認するのと家内から事情徴収するために自宅を訪問するとのこと。そのついでに近所の人からも話を聞くので、話を聞きに行ってほしくない人がいれば予め言ってください、とのことだが、こちらで人選できるようでは聞き込みの意味がないような気もするが。なお、職場の人への聞き取りというのはないようだ。

後日、私服警官が3名でフツーの車でやってきた。予告どおり、ガンロッカーがきちんと壁に固定されていることを確認後、私がいない部屋で家内から15分ほど話を聞いて帰った。ほとんど家内の母親の病気(認知症)に関することだったそうだ。噂では所持している刀剣類についても登録証の保存状況など抜き打ちで聞かれるとのことであった。実はうちには備前長船兼光の脇差と母親の形見の短刀がある。もちろん教育委員会に刀剣登録しているので、問題はないのだが。結局、話には出なかった。

Follow me!