タヌキ

睨んでるけど意外とおとなしいタヌキ

タヌキが初めて自宅の捕獲器にかかった。いつものアライグマでも、先日かかったアナグマでも、調べたばかりのハクビシンでもないので、消去法ですぐにタヌキとわかった。念のため、環境省発行の「狩猟鳥獣の見分け方」で確認してみる。耳のふちが黒く、手足が黒っぽく、胸に黒い帯模様。すべて一致する。間違いなくタヌキだ。

昔は、庭に出没したり道路でひかれたりしていたのはほとんどタヌキだったが、最近ではあまり見かけないような気がする。急増しているアライグマに駆逐されたのかもしれない。

新たな止め刺し方法として、電気やりを試してみた。捕獲器の金網は写真のように被覆されていて通電しないので、ここに極プラグをつないでも意味がない。捕獲器の下に金属板を敷いて、金属板に極プラグをつなぐのだ。足が金属板に触れた状態で電気やりを刺して通電する。するとタヌキは一瞬して固まった。大成功である。我ながら良い方法を思いついたものだ。今までよりはるかに安楽な止め刺し方法であろう。

動物にとって、少しでも苦痛を和らげる止め刺し方法を開発することも、有害鳥獣駆除の大切な仕事だと思う。

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