ククリ罠×イノシシ第11号

右前脚の足首にガッチリかかり、保定状態

朝7時半。東京から地元へ向かう車の運転中に、見回り中のS君から電話あり。中型のイノシシがククリ罠にかかっているとのこと。場所は私もS君も同時にククリ罠を掛けている小学校予定地だ。果たしてどちらのククリ罠にかかっているのか。S君は10月から有害駆除を始めたばかりだが、これまではムジナ類ばかりで、イノシシは獲ったことがない。できればS君に初イノシシをゲットさせたいところだったが、捕らえたのは私のククリ罠の方だった。

遠目から確認したところ、キバなし、ククリ箇所は足首(ケヅメの上)でOK、ほとんど動けない完全保定状態。止め刺しするにあたりこれ以上ない、安全な状態だ。ちなみに、C師匠はククリ罠のワイヤーの長さは短いほど安全だというが、私は逆だと思う。確かに、獲物が完全に動き回れる状態であれば、ワイヤーが短いほど獲物は助走をつけにくいから、ワイヤーは切れにくく、外れにくい。しかし、ワイヤーが長いほど周囲の雑木に絡まり、結果的に短くなるし、しかも雑木がクッションの役割を果たしてワイヤーもより切れにくく、より外れにくくなるのだ。

M君に軽トラを出動してもらい、さっそく自作やりで止め刺し。M君が解体して食べるというので、心臓を外して頸動脈を狙う。しっかりと血抜きするためだ。M君の自宅にこさえたばかりの解体場で、食肉処理第1号として解体してもらった。

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