ククリ罠×イノシシ第１３号

１か月前、M君に選んでもらった獣道にかけておいたククリ罠に、今朝、見事イノシシがかかった。エサも置かず、獣道にドンピシャだ。約３０キロと小ぶりでキバはなく、ククリ部もガッチリだが、問題は保定状態である。周囲の木々が太すぎて、長いワイヤーがからまっておらず、けっこう自由に動き回れているのだ。

こういうとき、よく片桐名人が使っているような鼻取り器（弁当箱型ククリ罠を応用して棒の先に付けたもの）があれば、括った鼻とかかった足とを反対方向に引っ張ってイノシシの動きを完全に制限できるのだが、鼻取り器はバネが押しバネでできているので、捻りバネを愛用している私には作成のハードルが高い。そこで、より簡易な保定器ではあるが、イカリ型のもの（かかった足を２方向から引っ張ることができる）を自作してみようと思う。鼻取り器ほどではないが、イノシシの動きをかなり制限できるはずだ。