令和最初のシカ

令和最初の大物

令和になってから、どういうわけかイノシシはまったく獲れないが、令和最初の大物、シカがかかった。若いオスだ。

梅雨時のわずかな晴れ間、今日も罠場を見回りをしていたら、数か月前から狙っていた獣道のククリ罠に、ガッチリとシカの前脚がかかって、大暴れしていた。頭胴長120センチ、体重50キロ、久々の大物だ。

狙っていた理由は、年末のテレビ番組で、罠師・片桐名人が生け捕りにしたシカの、血・心臓(ハツ)・肝臓(キモ)・舌(タン)・胃袋(タオル)を刺身で生食しているシーンがあったので、挑戦してみたかったからだ。

イノシシには噛まれないように、シカには後脚で蹴られないようにが原則だ。慎重にシカの前方から近づき、首をねらって長ヤリで止め刺し。男二人がかりで何とか車まで運び出し、自宅に持ち帰ってさっそく腹ぬき・解体。イノシシとは違って、シカはマダニも少なく、脂肪が少ないぶん皮も剥きやすい。1時間ほどできれいに枝肉の状態に。イノシシにかかる半分の時間だ。

キロ1万4000円といわれるシカのヒレ肉、100グラムほどしか取れない貴重部位だ。ロースやバラ、モモ肉は十分な量が取れる。

さすがに血と舌(タン)と胃袋(タオル)は生食する勇気がない。心臓(ハツ)と肝臓(キモ)は一日寝かせて、明日、刺身で試食!

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