永平寺受戒会(まとめ)

大本山・永平寺の受戒会では、7日間で次の9つのプログラムを繰り返し修行する。
諷経(読経)
般若心経や観音経、陀羅尼や修証義などのお経を何度も繰り返し唱える
礼拝(法要)
五十七仏や歴代和尚様のお名前を唱えながら、立礼と座礼を繰り返す
説戒(講義)
説戒師からお釈迦様以来の仏法と十六条の戒文の意味について講義を受ける
説教(法話)
全国各地から上山された禅師様より日替わりでいろいろな法話を頂く
坐禅
高祖道元禅師以来の正しい方法の指導を受け、15分程の坐禅を組む
巡堂(歩行)
道場の予行も兼ね、一列で南無釈迦牟尼仏と唱えながら七堂伽藍を巡る
和讃(歌唱)
色々な梅花流詠讃歌を歌う(キリスト教での讃美歌にあたるもの)
飯台(食事)
漢詩を唱えた後、作法に則り無言で、正味10分程で精進料理を頂く
道場(儀式)
懺悔道場、戒を授かる教授道場、血脈を受ける正授道場の3つがある
一日の修行日課は概ね次のようになっている。
3:10 起床(振鈴)
3:40 朝の坐禅
4:00 朝の法話(説教、4日目まで)
5:00 朝のお経
7:00 朝食(小食)
8:30 歩行禅(巡堂)
9:00 午前の講義(説戒)
10:30 昼のお経(戒檀上供・午時献供)
12:00 昼食(中食)
13:30 午後の講義(説戒)
15:00 入浴
16:00 晩のお経(哺時献湯)
17:00 夕食(薬石)
19:00 礼拝(檀上礼・仏祖礼、4日目まで
5日目は懺悔道場、6日目は教授道場と正授道場
20:00 夜の法話(説教、4日目まで)
21:10 就寝(開枕)
持参した方がよいもの
ポーチ、コップ、箸箱、耳栓、老眼鏡、ハンガー、便秘薬