錯誤捕獲(その2)

これは何でしょう?

8月15日朝、見回り代行をお願いしているTさんから「またアライグマかかってるよ!」と電話あり。お盆中だけは殺生したくなかったが仕方がない。さっそく現場に急行し、いつものように捕獲器に近づくと、いつもとはどうも様子が違う。ブルブル震えてはいるが、めちゃくちゃ威嚇してくる。どちらもアライグマにはない行動だ。アライグマとは似つかぬ顔。目の周りの特徴からアナグマではないかと思ったが、ハクビシンもしばらくお目にかかっておらず、記憶があいまいだ。ハクビシンなら有害鳥獣駆除の捕獲対象だが、アナグマだと対象外なのでリリースしなければならないのだ(ちなみに狩猟ではアナグマも捕獲対象)。一旦家に持ち帰って調べることにした。環境省が最近発行した「狩猟鳥獣の見分け方」のパンフレットで特徴を見比べると、耳は白く丸く小さく、額に白い縦線があり、手足は黒っぽく、しっぽは短くて白いという、アナグマの特徴と完全に一致する。かくしてこの子は命びろいしたのだった。

余談だが、アナグマの俗称はムジナだ。「同じ穴のむじな」のムジナである。試したことはないが、タヌキと違って美味らしい。日本昔話に出てくるタヌキ汁は実はこのムジナ汁だそうだ。法学生のころ必ず勉強する刑事判例に「タヌキ・ムジナ事件」という有名な事件がある。これについては後日紹介したい。

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