保定(その3)

今朝、記念すべき20頭目のイノシシがかかっていた。もちろんククリ罠だ。ワイヤーは前脚にかかっていたが、よくみると主蹄と副蹄の間で、かかりが浅い。時間がたつと、すっぽ抜けるおそれもある。そこで、さっそく製作したばかりの保定器具を試してみた。前回紹介したイカリ型のフックのほかに、
鼻取り(左上)は、金属棒の中を通したワイヤーの輪っかを鼻先にぶらさげると、イノシシは必ず咬みつくので、上あごに容易くひっかけることができる。あとはワイヤーを引いて輪を小さく締め付けるだけだ。
脚取り(右下)は、金属棒の先にスナックフックのデカいのを付けてあり、イノシシの脚に手錠のようにカチャンとかけて脚を固定する。こちらはイノシシが動き回るため、なかなかうまくかからない。かかとの上にアキレス腱ごとかけるとよい。