狩猟免許・知識試験

C師匠のすすめで狩猟免許試験を受けることにした私は、さっそく千葉県猟友会本部に足を運び、本番1週間前に行われる事前講習会を申し込んだ。そのとき渡された教材が上の写真だ。狩猟知識のすべてが網羅されているテキストと、これさえやっておけば知識試験の合格間違いなしの過去問集だ。

狩猟免許というと、ほとんどの人は「銃」を思い浮かべる。狩猟免許には銃猟免許・網猟免許・わな猟免許の3種類(正確には銃猟免許は第1種銃猟免許と第2種銃猟免許に分かれる)あり、それぞれの免許にそれぞれの猟法が割り当てられていることを知る人は少ない。

1 わな猟免許
法定猟具としてハコ罠・ククリ罠・囲い罠・ハコおとしの4つが使える。狩猟鳥獣48種のうち、捕獲できるのはクマを除く獣だけで、鳥を捕獲することはできない。

2 第2種銃猟免許
法定猟具として空気銃(空気や圧縮ガスの圧力を利用して金属製弾丸を発射する構造の銃器)が使える。すべての狩猟鳥獣を捕獲できるが、空気銃は威力が弱いので、現実的にはキジバトやウサギなどの小中型鳥獣が対象となる。

3 第1種銃猟免許
法定猟具として空気銃のほか装薬銃(火薬が燃焼するときの爆発エネルギーで散弾や単弾を発射する構造の銃器)が使える。クマ・シカ・イノシシしか捕獲できないライフル銃(散弾銃を所持して10年経過しないと警察の所持許可自体がおりない)と、すべての狩猟鳥獣を捕獲できる散弾銃があるが、散弾銃は現実的には小型鳥獣には向かない(距離が近いとバラバラになり、遠いと当たらないため)。

4 網猟免許
法定猟具としてむそう網・はり網・なげ網・つき網の4つが使える。すべての狩猟鳥獣を捕獲できるが、現実的には小型鳥とカモ、ウサギが対象となる。

どの免許試験にも知識試験・適性試験・技能試験の3つがある。知識試験に出題されるのは、①法令(約13問)、②受けようとする免許の猟具(約6問)、③鳥獣(約9問)、④鳥獣の保護管理(約2問)、に関する知識についての合計30問だ(三択、90分間)。7割(21問)以上の正答で合格だ。

全部の狩猟免許を取りたい人は、上記の順番で受験するとよい。理由は、獣の知識だけ覚えれば鳥の知識は覚えなくても3種類の免許をすべて取得できるからである。上の写真の教材を読めばわかるが、知識試験のうちで一番難しい(分量が多くて覚えるのに時間がかかる)のは③鳥獣の知識のうち鳥の知識である。ところが、鳥を捕獲できないわな猟免許の知識試験には鳥の知識は出題されない。そして、わな猟免許を取った後に他の免許試験を受ける際には知識試験の一部が免除となり、③鳥獣と④鳥獣の保護管理の知識は出題されない。つまり、鳥の知識についての出題を回避できるのである。

もっとも、わな猟免許の知識試験のうち①法令と④鳥獣の保護管理には鳥のことも出るし、技能試験(鳥獣の判別)には罠では捕獲できないものとして鳥も出題される。もちろん、2017年現在の千葉県における狩猟免許試験の話であって将来も同じである保証はない。何よりも、免許取得後に実際に狩猟するには鳥の知識も不可欠であることはいうまでもない。

それぞれの免許の技能試験については、後日紹介したい。

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